初期消火班

 地域や家庭の安全点検並びに初期消火訓練、震災訓練を実施するとともに非常時における消火活動の実施。

(1)地域の安全点検
ア.ハザードマップの整備・確認
新川町自治会区域を点検し、ハザードマップ(空き家、ブロック塀等)を整備するとともに消火栓、消火器の位置を確認し、ハザードマップへ記入する。また防災倉庫にキーボックス(暗証番号で開封し鍵を入手)を設置する。
なお市作成のハザードマップでは、新川町において浸水した場合に想定される水深ランク区分0,5m未満の区域が次の2か所ある。
① 東久留米駅前の浄牧院通りに面した新川町1丁目4番地10~11周辺
(稲荷塚公園、厳島神社が集水地となっている。)
② 落合川沿いの新川保育園の西側の新川町1丁目1番地10周辺
(宅地開発の盛り土により解消されている模様)
イ. 防災巡視・防災点検
防災の基本は、自分の住む町をよく知ることである。地域の危険な場所や防災上の
問題などを把握して、必要があれば改善をできるよう働きかける。
   点検のポイントは、各家庭の防火用品の点検、燃えやすいものの放置状況、違法駐車や放置自転車の状況、ブロック塀や看板、自動販売機など倒れやすいものの点検、防災倉庫の備品点検。
ウ.家庭の安全点検
(ア)我が家の耐震診断をする
① 建築年:建築基準法が改正されて、耐震基準が強化された昭和56年6月以降に建てられていれば、いちおう安心だといえる。
② 壁と窓:木造住宅は壁が多いほど揺れに強く、また壁が東西南北の全ての面に配置されていることが大切です。一面がほとんど窓などのときは注意が必要です。
③ 窓ガラス:飛散防止フイルムを張りましょう。また強化ガラスに交換するのも効果がある。
④ 消火設備:消火器、火災報知器は備えられているか。できれば感震ブレーカーを付けて、通電火災を防止する。
⑤ 非常時の持ち出し品:ヘルメット・防災ずきん、懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、非常食、水、救急医薬品、常備薬、貴重品、生活用品。
(イ)非常時用備蓄品
① 非常食:米、おかず、味噌等の調味料は回転備蓄することを基本とする。
② 飲料水:一人一日3リットルを目安とする。
③ 生活用水:風呂を使ったらすぐに洗って新しい水を入れておくようにする。
④ 生活用品:カセットボンベと予備ガスボンベを3セット、トイレットペーパー、生理用品。
⑤ 工具類:家屋倒壊に備えて、バール、ノコギリ、車のジャッキ、スコップを準備。
⑥ 乳幼児のいる家庭:粉ミルク、哺乳瓶、おむつ、離乳食、スプーン、洗浄線、おんぶ紐、バスタオル、ガーゼ、バケツ、ビニール袋、石鹸。
⑦ 妊婦が居る家庭:脱脂綿、ガーゼ、さらし、丁字帯、洗浄線、新生児用品、テッシュ、ビニール風呂敷、新聞紙、石鹸、母子手帳、。
⑧ 要介護者の居る家庭:着替え、おむつ、テッシュ、補助具などの予備、常備薬、障害者手帳。

(2)初期消火訓練
   消火器の使い方、スタンドパイプの使い方等の訓練を行う。

(3)震災訓練
   初期消火訓練、避難誘導、救出救助、情報の収集と伝達、避難所の運営管理。